4 月からずっと旅行の話しかしてないね。
対馬・釜山旅行記
7 月の 3 連休にさらにもう一日追加して対馬と釜山に旅行に行ってきた。なんかそういえば日本から船で出国したいなと思ったのと対馬ってめっちゃデカい島の割には行ったこと無いな、と思ったのが理由。雑な感想としては、対馬には韓国人が多すぎるし、釜山には日本人が多すぎた。
0日目
最初の旅行先が日本だからか、後半が海外旅行であることをほとんど意識しないまま、ろくに荷造りもせず家を出た。もうとっくに手遅れなのだが、出た後にそういえばコンセント変換プラグと延長ケーブルを忘れたことに気付いた。とりあえずクレカとパスポートさえあれば何とかなるだろ、と思ってパスポートだけは何度も確認したのを覚えている。
対馬へは博多港からの夜行フェリーで向かうので、まず福岡まで飛行機で向かった。丁度福岡からリモートで働いている同僚がいたので彼と合流して飯を食べた。ダラダラしていたら港へのバスが消えたので案内してもらって自転車で港へ向かった。ありがたい。自転車だとギリギリ涼しいレベルではあるが、九州は梅雨明けしてたのでもう夏。当然船にシャワーは無いので汗はなるべくかきたくない。 港で高校同期 1 と合流、高校同期 2 はバスに乗り間違えたので遅れるらしい。広めの空間に雑魚寝するタイプの船だったので乗船してすぐに寝る場所を確保した。今まで乗ったことのある船は一応一人あたりのレーンがあったのでこのタイプは初めてだったと思う。この週は忙しくて睡眠時間が足りなかったので思ったよりぐっすり寝ることが出来た。
1日目
2時に壱岐に着いて1回起こされ、5時に対馬に着いて再び起こされた。同行者は寝られなかったらしく先に降りて島を散策、自分は眠かったのと体力を温存するために船に残って寝続けた。温情で7時ぐらいまでは船内に残っても良いらしい。モスバーガーで先に下船した同行者と合流し、朝ご飯を食べた。モスバーガーにも朝マック的なメニューがあるのをここで知る。
レンタカー屋が開いたので車を借りて島内観光を開始。初手は万関展望台に行ったが、島の切れ間に海が入り込んでいる風景を、うっかりダム湖かと勘違いした。対馬特有の風景だとは思うが、この島、川だと思った地形が全て海になっていて海に囲まれた島というよりは島の中に海が入り込んでいる、という感覚がする。途中で烏帽子岳に車で登ったが現地には韓国人しかおらず、日本人が誰もいなくて困惑。島内の文字も韓国語が先で、日本語が全て2番目に書かれていた。その次は対馬オメガ局の跡地へ。オメガってなんだと思ったらGPSが出来る前の測位システムらしく、当時は450m もの高さがあったという。一度は見てみたかったね。
最後に韓国展望所に行ったが空はきれいに晴れていたものの夏のせいか微妙に奥まで見えず、朝鮮半島は見えなかった。ここも韓国人観光客しか居なかった。対馬ってほぼ韓国らしい。もう少し西側の韓国に近い場所で再チャレンジしたが結果は同じでやはり見えなかったが、同行者の携帯が韓国の電波を捕まえていた。普段使いの SIM はと言うと、そちらは圏外で危うく高額請求されるところだったらしい。直接視認することは出来なかったが意外なところで韓国の近さを感じた。
宿は民宿で、晩御飯はその場で焼いた貝、鯛の煮付け、刺身、とんちゃん(対馬の郷土料理、漬け豚の炒め物)と至れり尽くせりで、とにかく刺身が甘くて美味しかった。東京の居酒屋の刺身は偽物だったのかもしれない。ちなみに隣の部屋は韓国人サイクリストたちが泊まっていた。韓国人観光客本当に多いね。
万関展望台からの景色
2日目
7時に健全起床、破壊された生活習慣が矯正される音がする。丁度ワールドカップの3位決定戦をやっていて朝ごはんを食べながら韓国人と一緒に盛り上がっていた。
初手は見晴らしのいい山に行こうという話に。合宿でもしていたのか結構いろんな人が山に登っていた。が、周囲 360 度霧がかっていて展望はほとんど無かった。残念。その次はゴーストオブツシマで誉れが死んだ浜こと、小茂田浜へ。ここは先ほどまでいた山が嘘みたいに晴れており、しかも浜ということもあって日差しを遮るものが何も無く本当に暑かった。近くに元寇を前に虚しく散っていった英霊を祀った神社もあり、国威の発揚を感じる。ここらへんはマイナーな観光地なのか朝早かったせいかあまり韓国人観光客はいなかった。
初日に主要な観光地を回ってしまったこともあって特にやることも無かったので車を返し、比田勝に向かったがなんとここでトラブル発生。17時の船を予約したと思いきや、なんと間違えて 13 時台の便を取っていてしまったらしい。直前に全員に電話が来ていたが、対馬の携帯の電波は極端に悪く、誰も電話に出られた人はいなかった。なのでどうすることも出来ず再びチケットを取り直すことに。悲しいね。
お昼ご飯を食べ終わって比田勝港に戻るとフェリーターミナルは韓国人で溢れかえっていた。対馬ってそんなにめちゃくちゃ見るものがあるわけじゃ無いのでなんでこんなに観光客が多いのかは謎である。近年の日本ブームの一環だろうか。気を取り直して、チケットも取り直し、無事乗船。無事比田勝の出国スタンプをゲット。最近の出国では自動化ゲートを使うことばかりで、スタンプを一切もらえていなかったのでこれは嬉しい。釜山まではなんと1時間半ほどで着いた。海上にいるにも関わらず、結構早い段階で韓国の eSIM に切り替えることが出来ていた。以前韓国にはソウルに 1 回だけ行ったことがあったが、2 回目は海上からの入国で結構新鮮である。比田勝港側の小ささとは対照的に釜山の国際ターミナルはかなり巨大で、入国審査や税関での手続きは、空港と遜色無い。着いて早々にロッテの大きなビルがお目見えしてその大きさにビックリした。流石ソウルに次ぐ韓国第2の都市である。山が直ぐそこにあるにも関わらず至る所に高層ビルが建てられていて都市としてものすごい迫力がある。
地下鉄で交通系カードを買ってホテルに向かう。東アジアいろんな都市に行った感想として、街の感じは正直どこも似たり寄ったりで釜山も看板がハングルなのを除けば日本とさほど変わらない。唯一違ったのが臭いで、下水道が綺麗に分離されていないのか街はところどころ臭い。そういえば渋谷と新宿も似たような臭さだったかもしれない。夜は有名なテナガダコ鍋が食べれるという店に向かったが、並んでいる客の半分が日本人でほかには中国人のグループと韓国人が一人おり完全にインバウンド向けの店だった。が、値段も良心的で結構美味しい。辛いテナガダコ、エビ、ホルモンの鍋にあつあつのご飯と甘めの韓国海苔、それにビールが良く合う。辛いのはあんまり得意じゃ無いが、このテナガダコ鍋は結構好きだったので日本で探して食べに行っても良いかもしれない。
ナッコプセ (テナガダコ鍋)
3日目
釜山観光実質初日。とりあえず駅の地下街にあったダンキンドーナツで朝ご飯を食べた。その後街なかでちょくちょくダンキンドーナツを見かけたのでおそらく有名なドーナツチェーン店なのだろう。
最初は甘川村へ。バス自体は小さめのコミュニティバスにも関わらず、自分を含めた外国人観光客で一杯になっており、テナガダコ鍋店同様にインバウンド需要の高まりを感じる。釜山に着いた時点で既に感じていたが、海沿いということもあるのかこの街とにかく湿気がすごい。甘川村は山の斜面にカラフルな家がビッシリと並んでいる場所で、歩いているだけで汗だくになってしまった。しかも旅行を舐めきった結果日焼け止めも汗拭きもどちらも持ってきていない体たらくぶりである。夏の東アジアってもう歩き回ってはいけないのかもしれません。次は路線バスを乗り継いでヨンドへ。同行者曰くここが山沿いに高層ビルが林立している地域らしく、確かに長崎みたいな坂だらけの地形に日本ならタワマンを名乗れそうな高さの団地がところ狭しと並んでいる。地震が無いとこういう事が出来てある意味良いのかもしれないが、そもそもがこんな地形の都市に300万人を超える人間が住んでいるのが異常なのである。
お昼ご飯はポッサムを食べに行った。ポッサムとは茹でた豚肉をサンチュなどの葉野菜で包む料理である。お店の人がとにかくいい人たちで、男3人でチャンジャを美味しい美味しい、とぱくついていたらサービスで追加してくれたうえに、めちゃめちゃ辛いししとうに当たってヒイヒイしていたらなんとジュースをサービスしてくれるという本当に親切な店員さんたちだった。中学生の頃に嫌韓とかで盛り上がっていた人たちは反省してほしいですね。
その後は自分の希望で灯台を見に冬栢公園へ。灯台は作り物かと思うくらいかなり小さかったが、その隣が Haeundae Beach という名前の有名なビーチになっているらしく、青い空に白い砂浜のビーチ、さらにその奥には 海雲台LCT The Sharp という高層ビルが建っていて本当に眺めが良かった。たまたまそこにいたおじさんが趣味で写真を撮っている人らしく、その人の持ってるカメラで集合写真を撮ってもらい、後日メールで送ってもらった。釜山ってめちゃくちゃ良い都市かもしれない。ビーチを眺めていたら同行者が我慢出来なくなったのか、近くの店で水着を売っていたら買って海に入るという条件で水着を探し始めた。こんな海の近くで水着が見つからないわけが無く、コンビニで無事購入。一人は元々水着を持っていたので自分を除いた二人で入って行った。自分は泳ぐのはやめて、膝まで浸かったが、暑い外気と、冷たい海水との対比でかなり気持ちよかった。海か山かで言えばやはり夏は海だと思う。最近の山は暑すぎて死にそう。
夜は釜山で一番高級と言われる店でカンジャンケジャンを食べた。船のチケットを間違えた同行者がどうしても奢りたいというので、人の金で蟹を食べることが出来た。人のお金で食べる料理が一番おいしい。カンジャンケジャンとは生のワタリガニのことで、しょうゆ味だったり、ヤンニョム、唐辛子だれ味だったりといろいろある。卵持ちの雌が一番肉厚で骨や殻も少なく本当に美味しかった。これにしょうゆを混ぜてご飯にかけて海苔で巻いたものがまずい訳が無い。人生で初めて中国と韓国と日本が似たような食文化を共有していることに感謝した。
Haeundae Beach
4日目
4日目は前日が休館日で開いていなかった日帝強制動員資料館へ。こういうプロパガンダ施設あるあるで入館料は無料。展示はかつての大日本帝国と日本をボコボコに叩いているのかと思いきや、相当な部分が事実ベースで真っ当な内容だった。一方で現在の日本の政府と企業の対応に関しては、彼らが歴史を歪曲しており賠償が十分では無い、と頑なに主張していて若干の国威発揚を感じた。建物自体は丘の上に建てられていて結構眺めが良いので、単に風景目的でもおすすめの場所である。隣には UN peace memorial なる建物があって、こちらでは朝鮮戦争に関する展示が行われている。オーストラリアで戦争記念館に一日を費やした人々がここで時間を使わないわけが無く、気づいたらもう飛行機までそんなに時間が残っていなかった。急いでロッテ百貨店でお土産を見繕い、空港へ。自分は釜山から東京への直行便が全然無かったので一旦福岡に飛んだが、福岡まではものの数十分で着いた。空港の前でしばらく待機させられていたのでそれを除けば飛行時間は30分も居なかったと思う。乗り継ぎ便の出発までは少し時間があったので博多駅で牧のうどんを食べた。自分がうどんと聞いて想像するものと比べて全くコシが無く、しかも柔らかくてモチモチとしていてこれはこれで美味しい。聞くと九州のうどんは大体こういうものらしい。また一つ学びを得た。
日帝強制動員資料館からの眺め
Flickr
曲
かわいい声の曲に関しては、K-POP は日本の萌え声ソングよりさらに一歩先を行っているのでは無いか、と話題になっていた。
