毎月の月記を持って 2025 年まとめとするので振り返りはしません。今読み返してるけどマジでこいつ毎月旅行しかしてないな。そして悲しいことに 12 月記も実質 12 月旅行記となっている。
紅葉 at 京都
博士課程に進んだわけでもないのに何故か未だに京大生をやっている高校同期がいる。流石の京大も痺れを切らしたのか今年卒業できなければ彼も放校となってしまうらしい。というわけで今までさんざんお世話になってきた京都の友人宅もいよいよ泊まれるのは今年度が最後、ということと、そういえば春の京都にはさんざん行ったことがあるが、秋の京都には行ったこと無いな、と思ったのでまだギリギリ残っている紅葉を見に京都に行った。思い立ったのだが水曜日の夜とかなので弾丸旅行である。友人の家を使うことでこんな旅程も成立するので本当にありがたい。
残念ながら一部の有名なところや嵐山の方は紅葉が終わってしまっていたが、それでも東福寺や東山の方はまだまだ紅葉が残っていたため、土日だけでもかなり楽しむことが出来た。朝早起きして東福寺に開凸し、夕方は銀閣寺まで歩いてから、夜はバスに乗って東寺に向かったため、Fitbit 上に 1 日で 46500 歩という歴代最多の歩数が残っている。某発言が影響してなのか、心なしか外国人観光客の数は覚悟していたよりかは少なかったと思う。紅葉の上に橋がかかる東福寺、秋は紅葉の永観堂、夜間ライトアップされた東寺など行った場所は本当にどこも良かったのだが、中でも建仁寺の潮音庭が一番好みだった。換算 50mm の単焦点レンズしか持っていかなかったのが本当に悔やまれる。
潮音庭
永観堂で
ライトアップされた東寺の五重の塔
元々日曜日もフルで使う予定だったのだが、日曜日の夜に忘年会があるのを完全に失念していたため、朝に北野天満宮と大覚寺に行き、泣く泣くお昼の新幹線で東京に戻った。
中国旅行
今年も年末どこかに長期で旅行に行こうと友人と話していたのだが、どこに行きたいかで意見が対立し二転三転した結果、何故か安いという理由だけで中国に行くことで着地した。この話が決まったのが総理の某発言が出る前だったのでまさかあんなことになるとは思わなかったが、運よく特に飛行機が欠航になることも無く安堵。現地でも日本語を話すと危ないかもとも思ったが完全に杞憂だった。中国では普通話でない方言を話す人も多いので、日本語も方言の一つと思われたのかもしれない。行程は 1 週間ぐらいで成都、重慶、広州の 3 都市を回った。以前の旅行は予定を詰め込むものが多かったので、その時のコンセプトはだらだらする、だったが、冷静に振り返るとそれぞれの都市に 1 日とちょっとくらい滞在するぐらいの、やはり少し忙しめのものだったと、今となっては思う。
直行便で安い便は無かったので途中で武漢を経由して成都に入った。中国あるあるなのだが、空港に限らず鉄道の駅などもびっくりするぐらいインフラのハコがデカい。小さめのハコになるべく機能を詰め込もうとする日本との思想の違いを感じる。武漢の空港も成都の空港も羽田と成田の数倍は大きいと思う。日本への旅行客の数を考えると羽田があの小さな国際線ターミナル一つで済んでいるのがびっくりするレベルである。まぁ実際は、到着後の荷物レーンとか見ると、荷物が流れ始めるや否や別の便の荷物を並べるために人間がレーンから荷物を降ろして床に並べ始めているので、旅客の数に対して建物のキャパシティーが全く追いついていないのがわかるのだが...。
中国の良いところは物価が日本に比べると格段に安く、タクシーもご飯も宿も安い。その上諸外国に比べてご飯が圧倒的に美味しい。今回泊まったマンションはどれも一般のマンションを利用した民泊みたいなところだったので、バブルが崩壊して買い手がつかなくなった不動産を持て余しているのかもしれない。成都には 1.5 日ほどいて、初日は杜甫草堂に行って夜に四川料理を食べ、2 日目は成都の有名なパンダ基地を見に行った。パンダはいざ実物と対面すると、そんな上野で何時間も並んで見に行くほどじゃないな... という感想になる。基本笹食ってるか寝てるかしてるし。夜は友人の勧めで宿に置いてあったプロジェクターを使って、ズートピアの 1 を見たが結構面白かった。日本に帰って 2 を見ようと思っていたが、そういえば行き忘れたな...。
パンダ
2日目の夜に高鉄で重慶まで移動。ホテルに転がりこんで夜は火鍋を食べに行った。成都も重慶も過ごしやすい良い都市なのだが、唯一日本人には向かない点があり、それはどこを見ても辛い料理が非常に多い点である。街中を見回しても「火鍋」の二文字があり得ないぐらい並んでいる。しかも向こうの辛いなので尋常でないほど辛い。せっかく重慶まで行ったのだから、とその日の夜は火鍋としゃれこみ、元々辛いのは覚悟していたので微辣を頼んだのだが、それでも我慢できないほど辛かったのでおとなしく白湯側で鍋をつついていた。火鍋が日本のお鍋と大きく違う点の一つとして、火鍋では各々がお店に置かれている調味料や薬味を使って鍋のたれを作るのだが、そこに個性が出るのも良いと思う。中国人は全員自分のたれのレシピを持っているらしい。ちなみにその後はもう辛いのには懲り懲りになっていたので、翌日の昼ははま寿司に行ったし、なんなら夜は辛くない普通の家庭料理を食べに行った。
街を埋める火鍋の文字
重慶は特に何もするでもなく街の中を歩き回っていた。長江ロープウェイというのが面白そうだったので乗ってみたかったのだが、大人気で数時間待つ必要があるということで泣く泣く断念。重慶という都市自体が長江とその支流が合流する要所に位置しており、川沿いに沿って巨大なビルが光り輝いて立ち並ぶ姿はかなり壮観だった。川沿いに走るモノレールがあるのでこれに乗って車窓を眺めるだけでも楽しいと思う、というか結構面白かった。翌日の夜は洪崖洞という光りまくっている建物が崖沿いにびっしり建っている区域を見に行った。これは滞在中ずっと思っており、職場の中国人に聞いて確証を得たが、中国人はなんでもかんでもビカビカと光らせるのが割と好きらしい。誇張抜きに河沿いの建物はもちろん、河を進む船までもが光り輝いている。
洪崖洞
夜になってから寝台列車に乗って深圳に移動、お目当ては華強北という秋葉原 Lv. 100 みたいな電気街ビル。地区というわけではなく、どうやら複数のそういった建物がある模様。秋月電子のような個人客向けの電子部品ショップがあるのかと期待していたが、そういうわけでは無く、入口に近い階の下の方は明らかにライセンスアウトのゲームシミュレーターからハンディファン、オーディオなどの完成品を売っている個人向けのお店で埋まっていて、上の階の方は明らかに BtoB 向けの商品を全く出さないロット単位のオーダーを受けるタイプの店舗で埋まっており、中間層があまり無かったのは少し残念だった。別の店舗なら入っているのかもしれない。
華強北
午後になって深圳から広州に移動。晩御飯は待ちに待った広州料理。陶陶居というご当地では有名なチェーンの一つに入った。飲茶や点心と言えば想像しやすいと思うが、麻辣のような刺激的な味では無く、煮たり蒸したりと優しい味付けが中心の料理。前日までは本当に辛いものばかりで視界を覆いつくす赤に辟易していたが、この味は多分 1 週間これ食ってても飽きないと思う。和食とはまた全く違うテイストなのも良い。その後は街を歩いていたが、やっぱり街中光ってた。
やっぱり光っている
翌日は適当に公園を散歩したり、なんか有名らしい教会を見に行ったり、お昼に飲茶の店に入ったり、南側の小さな島を見に行ったりしていた。広州は地理上は台湾よりもさらに南側に位置しており、昼は半袖で、夜はその上に一枚羽織れば十分なぐらい暖かいので、お金をかけずに年末年始ゆっくりしたい人には向いていると思う。途中、街中全てが服で溢れている異様な区画があってびっくりした。調べたところ、広州は Temu や SHEIN に代表されるようなファストファッション産業の一大拠点になっているらしい。縫製産業が盛んになって服の製造費が下がった結果としてファッション店が増えたのか、それとも単にネットで売れ残った服が街に流れ込んできたのかはわからないが、本当に世界中の人間に配っても余るぐらい服があるんじゃないかと思ったぐらいには異常な服の量だった。
このような軒先まで服で溢れた区画が、通り何本分もある
実は中国にはこれまでも上海や北京に何度も行ったことがあったので、それなりに馴染みがある気持ちでいたが、行ったことが無い街に行ってみると全然違う顔を見せるのも面白い。久しぶりに予定を詰め込まずにダラダラする旅行が出来たので、次はまた忙しい旅行したいですね。
その他
- カメラをずっと使っていたキヤノンの EOS Kiss M から 富士フイルムの X-T30 Ⅲ に買い替えた。キヤノンの EF-M マウントは割と冷遇されており、かなり前に Kiss M2 が出てからそのマウントは事実上ディスコン状態となって APS-C のミラーレスも全て RF マウントとなっていたはず。ずっと Sigma の 30mm F1.4 DC DN 一本しか使っていなかったので、レンズの品揃えが極悪だったのには全く困っていなかったが、使い始めて 6 年経っていたのと丁度気になっていた富士フイルムから新しい機種が出たので鞍替えすることにした。自分はカメラを旅行に持っていくのがほとんどで、携帯性の面から APS-C の方がフルサイズよりも自分の使い方にあっており、APS-C のカメラに力を入れていてなおかつレンズも豊富なのが富士フイルムの魅力だった。カメラを買い替えたのは初めてで、EOS Kiss Mとは操作感がかなり変わって新鮮だった。
- 同期の結婚パーティーに招待された。このぐらいの年齢になると人々は結婚系の行事に招待されて忙しくなったり、俗に言うご祝儀破産のような状態になったりするらしいが、気づかないうちに社会不適合を極めたのか、こういうものに招待されるのはなんとようやく 2 人目である。結婚する人が比較的少ない自分の周りでも、もう結婚した人間を全員数え上げるのが難しいぐらいになってきており、皆さんいつの間に... という驚きはあるのだが、どちらかというと今更焦っても仕方ないという諦めが最近は先行しつつある。
本
ウォール街のランダムウォーカーとかいう本を勧められたので読んでいる。全体的に内容は面白いのだが、度重なる改訂を経てなのか、若干エピソードトークが多くて長いのが難点。雑に要約すると、潮目を読むのはやめろ、インデックス投資をしろ、手数料は避けろ、なるべく免税枠を使え、である。
曲
なんと 2025 年で最も聞いた曲は Up From the Bottom でした。ボカロだと思っていたので予想外だった。